創部70周年鵠志会創設60周年を終えて
  会長 柳川 昌徳(S49年理工・建築学科卒)

 コロナもやっと終息の兆しが見え長かったトンネルの先には何があるのでしょう?この間、柔道界においても最も接近 するコンタクトスポーツであることから計り知れない制約を受け、部員数ゼロとなり、廃部の危機に直面している大学もあり ます。そのような環境下でしたが、我が大学では必死の勧誘により、未経験者ですが多数の学生を入部させることができまし た。入部当初は、全員白帯という理工科ならではの練習風景でしたが、先日に6名が初段に昇段しました。「世界の理科大」 の大学方針の影響かうち3名が中国や韓国の出身で国際的になってきました。部員たちの今後の成長や卒業後の鵠志会での国 際的な活躍も期待されます。OB会活動も例にもれず大いに影響を受け、会えない、飲めない会をどの様に活動すれば良いか 苦悩してまいりました。定例の幹事会をリモート形式と し、総会は書面決議としておりましたが記念式典はどうする?と知恵を絞り、毎日のようにコロナ感染者数を睨みながら開催時期を探りました。日程をまず決め 開催場所を探す中で難航しておりましたところ、OBでもある本山前理事長から森戸記念館を紹介して頂き道が開けました。 感染対策を万全に行った上での講演会形式の記念式典は、海外や地方からの参加も可能にし、コロナ禍での精一杯の開催方法 ではなかったかと思っております。今年の総会は対面は可能な状況にはなってくると予測されますがその経験を生かした、リ モートでも参加していただくハイブリッドな総会に出来れば幸いです。最後に、平成・令和のOBの積極参加が課題でした が、記念式典の実行委員の依頼、幹事会の休日開催などでなんとか敷居を低くして参加しやすい環境作りをしていきたいと 思っています。多忙な中、ぜひ積極参加をして頂ければ幸いです。