世代を繋ぐ鵠志会 ~今~ 会長 望月 哲夫(S46年理・物理学科卒)

会員の皆様ご健勝にお過ごしでしょうか?早いもので、会長就任から1年半が経ちました。この間のビッグニュースは、昨年6月の全日本理工科学生柔道優勝大会(以下全日本理工科大会と略称)での優勝です。しかも、当日応援観戦現場のホット情報として藤嶋学長、本山理事長へお知らせし、同時に開催中の理窓会総会・懇親会の話題となりました。そして、昨年7月の鵠志会懇親会は、急きょ優勝祝賀会として会員の皆様と美酒に酔うことができたこ とは素晴らしい思い出です。更に、本年に入った新年理窓会茶話会でも、学長から参加の皆さんへ周知されました。又、TUSジャーナル、Today(大学広報)特集記事等として掲載されました。(記2)優勝は当代現役学生の精進・錬成の賜物です。しかし、その成果は、直接には、師範・監督・コーチ 陣の指導があってのことです。理大柔道部はOB(鵠志会員)が学生指導監督・コーチ陣を務めてきました。現在、柳川副会長(49年卒)を筆頭に、現役大学院生世代までの異なる世代OBコーチ(注1)が参加して伝統を伝えてくれています。
間接援助では、鵠志会が会費から捻出する学生支援援助金が貢献しています。それ以上に、我田引水かもしれませんが、鵠志会の存在そのものが、同期の仲間との絆である横糸と先輩後輩の絆である経糸を結び、世代を超えて連綿と続く伝統を織り続ける場となり、この優勝に寄与 したものと思います。世代を繋ぐ鵠志会の本領発揮です。一昨年7月、鵠志会総会講演会で、神奈川工大准教授 山崎洋一氏(H16年卒)が、主題のロボットのお話と共に是非皆さんへお伝えしたいとして「在学当時の全日本理工科大会連覇とその立役者達」 について熱く語ってくれました。ご記憶の方も多いでしょう。村山コーチ(H15年卒)を始めとする「第一回全日本理工科大会連覇世代」は、その講演をきっかけに声掛けして数名が同年8月の夏期合宿に参加してくれました。

  • また同年末には本山和夫氏(S47年卒)の理大理事長就任を祝う会が、学科と柔道部関係者の協力で開催されました。鵠志会では神楽坂・野田の2拠点となった時代の初代S45年卒から同期S47年までの方々を中心に参集して祝杯を挙げました。これを契機にS45年卒の方々は、昨年4月に集まり、卒業以 来初めての再会を果たした方もおられました。喜ばしいことです。昨年鵠志会会報でご紹介の様に前記以外に年度初め先陣を切っての30年代のシニア会やその後に続く50年会も開催されています。記事と重複しますが、今後も大切にしたく言及しています。 特に、同期の集まりの先鞭をつけられた30年代の会で挙げられた「Reunion(再会)」は素晴らしい概念で、各世代で受継ぐべきです。同期との再会は、現役当時へタイムスリップさせてくれます。同時に、当時の自分と現在の自分の変化を実感・再認識する瞬間でもあるかと思います。
    学生時代に、鵠志会会員である我々は、学業に加えて柔道部活動で文武両道の生活を過ごしました。しかも、道場では、先輩・後輩の交流と共に、将来の精華となる種も頂いていた気がします。部活道場は、神楽坂に始まり、古希世代の入学当時(今から50年前)には野田キャンパス理工学部の 創設に伴い野田が加わり2拠点となりました。更に、2年前、葛飾区金町の新設キャンパスで体育館を利用した道場での部活が開始され、現在は3拠点です。昨年9月、葛飾新キャンパス見学会(写1)を30年代卒会員のご要望に基づき企画し、昭和世代会員 参加で実施しました。当日、学生達は、体育館に畳を敷いた即席道場での練習を見学会員へ披露してくれました。専用柔道場の設置については、本山理事長より是非実現したいとの考えを伺っています。我々も実現に向けて可能な限り協力しましょう。因みに、神楽坂・野田道場では会員の喜捨(寄付)で 各々名札掛が完備しています。金町から最初の卒業生を送り出す時には、金町道場の名札掛も実現したいものです。「鵠志会」は、現在、会員名簿(連絡要のアクティブ会員のみ)上、昭和27年卒の野沢大先輩を筆頭に昨年卒の新会員まで300名余りの方々が名を連ねて
    います。連絡先等を記載の会員名簿は、周知の通り個人情報保護法等の規制の流れで、事務局での目的限定使用に限られ、残念ながら会員各位へ配布していません。事務局での住所変更把握は、難しく、会員ご本人の申告や、定例会案内通信の宛先不明返送の場合等限られます。しかし、会員ネットワーク中 枢として通信確保では、E-Mail、FAX、郵送等可能な手段を駆使して対応、鵠志会運営基盤を支えて頂いています。感謝です。事務局は、鵠志会総会等のご案内で、皆様ご承知のように鈴木幹久相談役(S38年卒)が会長を務める日本醗酵飼料(株)内に設置して頂いています。
    その事務業務は、相談役愛嬢の鈴木久美氏((株)モトス)が、社長業の時間を割いて当って頂いています。因みに、本業では、柔道家にも恩恵ある製品(トンズRAQ:注2)も扱っています。(尚、自己紹介文を掲載しますのでそちらもご参照下さい。)(記1)
    我が身を省みると、卒業後数年で仕事の忙しさに流され、中年までは、鵠志会の通知・案内を読むのみで、会への欠席返信は疎かにしていたように思います。その後、事務方のご苦労を知るにつけ恐縮するばかりです。又、思い起こすと最も残念なのが、 転勤で地方を転々としていた同期からの音信が途絶えた時期、電話連絡先不明となった段階で諦め、それ以上捜索する努力を怠ったことです。今、遅くればせながら消息の途絶えた同期・同世代の捜索を、理窓会の持つ全世界に広がる理大OBとの連絡ネット機能の援助で進められたらと思います。先ずは、 会員名簿で最近住所不明となった方々です。一方、地方への転勤でも音信を欠かすまいとしてくれる会員の存在は心強い限りです。東京在住中、学生指導で神楽坂道場へも顔を出していた大塚祥央(H 8年卒)氏より、昨年3月「地方赴任したが、県警や知人企業の柔道部との連絡を 取り柔道を続ける所存」との連絡をもらいました。新たな任地で柔道を生活の一部とする積極姿勢には敬服です。
    社会人現役世代では、地方勤務の場合、7月の鵠志会総会出席の都合をつけることは難しい方もあるかと思います。是非、事務局への連絡継続は、宜しくお願い致します。同期・同世代でお互いに消息が知れていることは安心です。幹事の皆様、同期の纏め役として事務局 への情報提供も宜しくお願いしたいです。原稿締め切りを延ばしてもらい、同期・同世代のホットニュースをお伝えできることは喜ばしいことです。事の発端は、本年2月初旬、タイでの理窓会設立総会です。タイ在住の同期上田克己氏(S46年卒)からのメールで①設立総会で本山理事長と柔道 を肴に祝杯を挙げたこと②鵠志会メンバーが参加のこと。尚、参加メンバーは、長谷場純一郎氏(H12年卒)でした。③月末に所用で帰国しピンポイントで時間が取れるとの連絡でした。再会は内輪にとの本人要望でしたが、同期4名に神楽坂3名、野田3名を加え計10名(S45 ~ 50年世代:注3)が駆け つけ、理窓倶楽部で3時間余りの歓談(写2)を楽しみました。しかも、我々同期中2名は、20数年ぶりで、思い出深いものとなりました。鵠志会は、理窓会の関連団体として登録されています。その外国支部の会合で再会が実現できたことは有難いことです。今後、国内外の理窓会支部の会 合も、鵠志会会員再会の場となる可能性がありそうです。
    ところで、同期の纏め役である幹事が、H21卒世代から昨年卒業世代まで不在です。前述個人情報の問題もあったかもしれませんが、世代組織化の中心である幹事を決定するルーチンが上手く確立できていないことは事実で、反省です。
    そこで、先ず本年度(H29)卒業の新OBから組織化(幹事決定)を実施します。このスタートでは、総務担当の入澤副会長(S50卒)がリード役です。鵠志会の世代連携強化について縷々述べてきましたが、一方、学生達も学年別に部員の確保を通じて、今回の優勝を勝ち取ったことは、銘記すべき事です。
    思い起こすと、2年前の春、神楽坂では新入生部員ゼロの危機に直面していました。その後、学生達と関係各位の連携・努力で、秋口には新入部員を迎えることができ、現在に繋がります。(当時の経緯については、適切な機会に関係者が語ってくれるでしょう。)
    過去の連覇世代の優勝については、未踏峰登頂と同様に、初めて優勝することは大変です。今回は、二度目が本物と言われるが、伝統を背負った再度の優勝は更に大変です。学生達は、優勝祝賀会の席で「来年の全日本理工科大会で連覇」を目標に挙げてくれています。しか も、胸には、「理工科」限定のつかない「全日本」での覇者を目指そうとの気概をも秘めています。我々鵠志会も、学生達の目標を共有して、会員の総意で最大可能な範囲の学生支援を進めましょう。鵠志会が、これら活動を順調に展開できるのは、皆様の会費が支えです。その会計は昨年就任の久保副 会長(S53年卒)が担当です。前任者が確立してくれた強力な集金管理体制の継承に加え、本業や全日本理工科大会後の懇親会等の運営で培った現場金銭感覚を生かし従前見えていなかった少額寄付等も含めた収支の全貌を見える化し、時代変化に耐えられる財務進化を進めてくれるものと期待しています。
    特に、会員の皆様からの寄付は、大きな力です。本山理事長からは、一昨年の就任を祝う会に際し「本学の理事長在職中は、鵠志会へ毎年寄付(10万円)をしたい」との意思表明を頂き、当該年より、寄付が始まっています。有難く、心強い限りです。また、昨年総会後に実施した学生達への祝勝2次会は、そ の費用の過半を、当日総会出席会員の皆様からの寄付で賄っています。全てに言及できませんが皆様の鵠志会への喜捨の志に感謝致します。会員の皆様の多大なるご支援ご協力で今日まで順調に運営をすることができました。改めて皆様へ感謝致します。そして、今後もご支援ご協力の程宜し くお願い致します。
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    【注釈】------------------------------------------------------------------------------------------
    注1) 平成29年度師範、監督、コーチ名簿(氏名/ 卒業年度学科:敬称略)
    師範:金子邦男,総監督:涌井俊秋(50野AR), 監督:藤巻敏光(56野PH)
    コ ーチ:柳川昌徳(49野AR),泉澤智夫(10B), 赤堀哲也(4B)
  •         村山暁洋(15B), 小室真吾(16野TB),菅原誠大(26S), 真鍋佳久(26C)     
    注2) トンズRAQのHPアドレス: http://www.n-hakko.com/tonzraq
    注3) 上田氏帰国歓迎会(H29年2月27日)参加者 卒業年別名簿(学科等:敬称略)
        45年:三浦拓夫(YS/神)、牧山洋一(OK/神)
  •     46年:上田克己(A/神)、大塚 馨(E/神)、 佐々木和己(I/神楽)、皆川 滋(E/神)、
  •         望月哲夫(B/神)
  •     47年:阿部正敏(I/神)、本山和夫(IA/野)
        49年:柳川昌徳(AR/野)
  •     50年:涌井俊秋(AR/野)